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ワインが好きになり、いろいろと試すようになったここ数年。ずっと憧れていたイタリアワインの王様「バローロ」にも挑戦してみようと思います。
イタリアでもっとも高貴なブドウと言われるネッビオーロを最低38ヵ月、そのうち18ヵ月は木樽で熟成させることが定められ、若いワインでは表現できない力強くて奥深い味わいが魅力と言われるバローロ。
お値段も気軽に楽しめるものではないので、ぜひ吟味してから最初の1本を選びたいところ。
みなさんのおすすめのバローロを教えてください!

まずは典型的な古典派の味わいを/ 石関華子さん


長期熟成が前提でタンニンが強く堅固なタイプのクラシックなバローロと、早飲みスタイルで果実味が強くクラシックなものに比べ飲み口が軽いモダンタイプで味わいがまったく違うバローロ。石関華子さんが紹介してくれたのは前者のタイプで、風格あるバローロの味わいを存分に楽しめる1本です。
しかも嬉しいことにお値段も5千円台中盤とバローロの中では手に取りやすい価格帯。
やはりワイン好きなら伝統的なバローロの味わいは知っておきたいですね!

バローロの名門がつくる洗練された1本/ 伊澤成典さん


一世紀以上にわたりバローロをつくり続けているという「フォンタナフレッダ」の1本です。
伝統を守りながらも近代技術を取り入れ、科学的な検証と知識を用いて常に革新するワイナリーで、彼らのつくるバローロには、老舗ならではの奥ゆかしさと現代的な洗練された味わいが共存するのだそう。
伝統的な大樽熟成ならではのおおらかで慎ましい味わいを持つバローロで、お値段も5千円台中盤と嬉しい価格帯。
こちらも初めてのバローロとして試しやすい1本です。

数々のワイン誌が称賛する生産者組合の1本/ 有賀の末っ子さん


ドイツの有名ワイン専門誌「Weinwirtschaft」でイタリア最優秀生産者組合25のトップに選出され、「ワイン アドヴォケイト」や「ワイン スペクテーター」でも高い評価を得る生産者組合「テッレ デル バローロ」。1958年に40の生産者によって設立された組合で、現在は420の造り手で構成されています。
コストパフォーマンスが非常に優れているという『テッレ・デル・バローロ バローロ』は、フレンチオーク、モダンタイプの樽を100%使用し、規定よりも長い2年以上の時間をかけてしっかり熟成させた1本。こちらも古典的なスタイルのバローロで、それでいてお値段は3千円台というバローロの中ではとてもリーズナブルな価格帯。
日本酒の蔵人である有賀の末っ子さんが「生産者共同組合のお酒の品質は間違いない」とおっしゃるのは説得力がありますね!
ぜひ試してみたいバローロです!

今回ご紹介いただいた3本は、どれも古典的なタイプのもの。先にも紹介したように、長期間のマセラシオンを経て大樽で熟成するクラシカルなバローロと、マセラシオンの期間を短くして小樽で熟成させるモダン派では味わいがまったく違うのだそう。いずれは飲み比べてみたいですね!
回答者のみなさま、ありがとうございました!

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