本日の相談はこちらです!


10月に行われるソムリエやワインエキスパートの2次試験に向けて勉強中という方にとっても、参考になりそうな今回の相談テーマ。「この品種といえば、ここは覚えておくべき」という有名な産地&生産者をみなさんにお聞きしました。今回ピックアップした品種はリースリング。極甘口から辛口、スパークリングワインまで、非常にバラエティ豊かな味わいが楽しめる品種ですが、どんな産地&生産者が取り上げられるのでしょうか。試験とは無縁だけどもっとワインに詳しくなりたい方にとっても、役立つ内容だと思いますのでぜひチェックしてみてくださいね!

モーゼルの一流生産者のスタンダードライン/ 葡萄畑ココスさん


リースリングの原産国ドイツは、世界のリースリングの栽培面積の約6割を誇ると言われています。なかでも、モーゼルとラインガウが2大産地として知られていますが、葡萄畑ココスさんが試験対策としてピックアップいただいたのがモーゼルのクルト・ハイン。そのスタンダードクラスと言われる『ピースポーター クーベーアー トロッケン』は、銘醸畑「ピースポーター ゴールドトロップヒェン」のすぐ上側にある畑のブドウが使われた1本。「ゴールド トロップヒェン」のエネルギッシュな味わいよりも軽やかで、キレのある辛口に仕上がっているそうです。モーゼルのリースリングはぜひ押さえておきたいですよね!

モーゼルのトップクラスといえば/ 銀座ワイナックスさん


銀座ワイナックスさんが紹介してくれたのは、モーゼルのトップクラス。白ワインのロマネコンティと呼ばれるワインです。生産者はゴー・ミヨ誌で最高評価の5つ星を獲得し、2014年には最優秀醸造所として表彰されたエゴン ミュラー。なかでも、彼らが所有する畑「シャルツホーフベルク」は、ドイツ法で例外的に畑名だけで名乗ることが許された特別な畑で、このような畑はドイツの中で5つしか存在していないそうです。試験に出るかどうかは別として、ワインの知識を広げるためにも覚えておきたいワインですね。

アルザスの歴史ある生産者/ 石関華子さん


石関華子さんはフランスアルザスのトリンバックを取り上げてくれました。アルザスもリースリングの一大産地ですよね。400年近い歴史を持ち、アルザスきっての名門と称されるトリンバック。今までに13世代ものワインメーカーがアルザスワインの品質を守り抜いてきたそうです。品種の特徴をしっかりと表現することを重視するトリンバックらしく、こちらのワインもリースリングの特徴がとてもよく表れていると言います。石関華子さんからも試験に出やすい価格帯のワインだとコメントをいただいているので、ぜひチェックしておきたいですね。

オーストラリアのイーデンヴァレーを/ AlibiWineRoomさん


オーストラリアのリースリングの銘醸地イーデンヴァレーを紹介してくれたAlibiWineRoomさん。生産者はギルバート・ファミリー・ワインズです。オーストラリアもリースリングの有名な産地の一つですよね。銘醸地イーデンヴァレーに初めてリースリング種を植えたのがワイナリーの代表サイモン氏の曽祖父ジョセフ・ギルバート氏だそうです。オーストラリアのリースリングは力強いボディとエレガンスな味わいが魅力で、強い芳しさが他の産地より飛び抜けていると言われています。こちらもぜひチェックしておきたい産地&生産者ですね!

ドイツ、フランス、オーストラリアのリースリングがラインナップしました。テロワールが味わいに大きく反映するというリースリング。試験対策としてはもちろんですが、単純にワインの経験値を上げる意味でも、さまざまな産地のリースリングを楽しんでみたいですね。回答者のみなさま、ありがとうございました!

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