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華やかなアロマとエレガントな味わいで多くのファンを持つピノ・ノワール。世界で最も高価なワインと言われるロマネ・コンティを生み出す品種としても有名ですよね。とても栽培するのが難しく、かつては原産地であるフランスのブルゴーニュ地方でしか育てることができないと言われていたデリケートな品種ですが、近年ではアメリカのカリフォルニア、ニュージーランドなどでの成功を皮切りに、ドイツ、イタリア、チリ、そして日本など世界各地で栽培されるようになりました。
8月18日はそんなピノ・ノワールの日。せっかくの機会なので、みなさんのおすすめの1本を教えてもらいましょう!どんなピノ・ノワールがラインナップするのか楽しみですね!

ブルゴーニュ名門生産者の王のワイン/ 石関華子さん


まずは原産地でもあるフランスブルゴーニュの1本から。おすすめいただいたのは、テロワールを忠実に反映したワイン造りを行うブシャール・ペール・エ・フィスのもの。彼らが目指すのは魅惑的な果実味と洗練されたエレガントさを併せ持ったワイン。そんな彼らのワインから石関華子さんがピックアップしてくれたのは、銘醸地ジュヴレ・シャンベルタン村の1本です。ジュヴレ・シャンベルタンのワインは、男性的な力強さを持つ特徴と、かつてナポレオンが愛したから歴史的背景から「ブルゴーニュの王」「王のワイン」と呼ばれています。ブシャール・ペール・エ・フィスらしい魅惑的な香りと、ジュヴレ・シャンベルタン村の繊細さと力強さを持ち合わせた1本。ぜひ一度は飲んでみたいワインですね!

4,000円台前半とは思えない名品/ 有賀の末っ子さん


有賀の末っ子さんからのおすすめもフランスブルゴーニュのピノ・ノワール。生産者はまとまった雨が多く有機栽培が難しいと言われるブルゴーニュでビオロジック栽培を実現するオリヴェ・ジュアン。「趣味は仕事」と話すほど、まじめな性格で知られる彼がつくるワインは、ワインアドヴォケイト誌をはじめとした業界紙で高く評価されています。
ピックアップしてくれたのは、アルスナン村のオート・コート・ド・ニュイ区画(樹齢55~60年)80%、「モレ・サン・ドニ レ・クレ・ジロン」(樹齢約55年)10%、「モレ・サン・ドニ レ・シャン・ド・ラ・ヴィーニュ」と地続きの同名ACブルゴーニュ区画(樹齢約65年)10%と、古樹のブドウが贅沢に使われた1本。このワインが4,000円台前半で飲めるのは確かに嬉しいですね!

世界が注目するフーバーの狙うべき1本/ 葡萄畑ココスさん


ブルゴーニュの人気生産者並みに世界中のファンを虜にしているというのが、ドイツバーデン地方にあるフーバー醸造所のピノ・ノワール。特級畑のものは入手困難なため、狙い目なのがこの『アルテ・レーベン』なのだそうです。マルターディンゲン村の特級区画以外の畑の樹齢の高いブドウを選んでつくられている1本。しなやかでかつ重みのあるボディと複雑感のある味わいが魅力です。
葡萄畑ココスさんの商品紹介ページでは、他の「マルターディンガー」とは風味の奥行が明らかに違うと表現されています。世界で評価が高まるドイツのピノ・ノワールですが、その名手が手掛ける1本。ちょっとしたご褒美に試してみたい1本ですね。

ドイツ5ツ星生産者の力強いピノ/ 銀座ワイナックスさん


銀座ワイナックスさんのおすすめもドイツのピノ・ノワール。プファルツ地方で、ドイツのワインガイド誌『ゴーミヨ』をはじめ、『アイヒェルマン』『ヴィヌム』で最高評価を獲得したトップ生産者「クニプサー」が手掛ける1本です。遅摘みの葡萄からつくられたしっかりとした味わいのピノ・ノワールで、銀座ワイナックスさんの商品紹介ページでは堅実で力強いピノ・ノワールだと紹介されています。こちらもぜひ飲んでみたい1本ですね。ちなみに、ドイツではピノ・ノワールは「シュペートブルグンダー」と表記されますので、ワインを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

ピノ・ノワールといえば外せない産地であるブルゴーニュのほかに、ドイツ産のピノ・ノワールも2本ラインナップされましたね。冷涼な気候で知られるドイツですが、温暖化の影響によって品質の高いピノ・ノワールがつくられるようになり、近年、世界から着目されています。まだドイツ産のピノ・ノワールを飲んだことがないという方はぜひチェックしておきたいですね。ぜひこの機会に繊細でエレガントなピノ・ノワールの魅力を、改めて体感してみてはいかがでしょうか?

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