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最近、ピノ・ノワール好きな友人から、ドイツ産のピノ・ノワールが美味しいという話をよく聞きます。
ドイツワインというと白ワインのイメージが強いのですが、温暖化の影響で、寒さが厳しいドイツでも赤ワインの生産ができるようになり、最近では栽培面積の3割以上が赤ワイン品種なんだそうです。
なかでも、世界的に評価が高くなっているのがピノ・ノワールなんだとか。世界が注目するドイツのピノ・ノワール。ぜひ飲んでみたいですね!
ということで、ドイツ産ピノ・ノワールでおすすめの1本を教えてください!

1本なんて言わずに8本紹介しちゃいます!/ 葡萄畑ココスさん


紹介される側がお腹いっぱいになるまで紹介しちゃいます!ということで、なんと8本ものワインをラインナップしてくれた葡萄畑ココスさん。
その熱量たるや、いかにドイツ産ピノ・ノワールがすばらしいかを物語ってくれていますね。
まずは、ドイツのピノ・ノワールで外せない代表的な生産者のワインからおすすめしてくれました。
おすすめ①と②は、ゴーミヨ誌で8年連続最優秀赤ワイン賞を受賞するピノ・ノワールの名手「フリードリッヒ・ベッカー」の味わいを楽しめるもの。甘口ワインが主流だったドイツの中で、周囲から非難されながらもキリっと酸のあるエレガントなワインをつくり続け、世界に名を馳せるようになったドイツのトップ生産者です。
おすすめ①のワインは、現当主であるフリッツ氏の親友、トーステン・ドール氏とマティアス・スタッヒェル氏2人のブドウを使用して作る、新ブランドの1本。
リリース直後からベッカーの味わいをより親しみやすく楽しめるので、幅広いワイン好きに飲んでもらいたい1本だと言います。
そしておすすめ②は、フリードリッヒ・ベッカーのクリスマス限定ラベル。昨年リリースされたもののようですが、幾分かお得に楽しめるそうですよ。


前後しますが、ドイツ産ピノ・ノワールの代表的な造り手という括りから、ルドルフ・フュルストとベルンハルト・フーバー醸造所のワインを。
ルドルフ・フュルストは「ピノ・マジシャン」と呼ばれ、世界のピノ・ノワール好きで知らない人はいないと言われる造り手。
そして、ベルンハルト・フーバー醸造所は今やブルゴーニュの人気生産者並みに入手困難な注目の生産者です。軒並み値段が上がっているフーバーのワインの中で、1万円以下で非常に高い満足度が得られる、まさに狙い目の1本だそうですよ。


今度は、ピノ・ノワールの中でも味わいの好み別におすすめいただいたもの。
ピノ・ノワールの滑らかさが好きな方へのおすすめとして、ラインホールト・コーネリア・シュナイダーをピックアップしてくれました。ラインホールト・コーネリア・シュナイダーは、低温でゆっくりと発酵・熟成させる醸造方法が特徴で、まろやかで調和のとれた味わいに定評がある造り手。紹介いただいたワインはスタンダードなクラスでありながら、大樽で24ヶ月熟成させ、リリースもあえて遅らせることで、飲み頃で楽しめるようにした高品質な1本だそう。
薄旨好きにおすすめの『ゲオルク ブロイヤー ルージュ シュペートブルグンダー 』は、リースリングの名手がつくるピノ・ノワール。とても親しみやすい果実感で、肩の力を抜いて楽しむのにピッタリな1本だそうです。


そして残る2本は、今までとはまたタイプの異なるラインナップ。スパークリングワインと甘口ワインをピックアップしてくれました。
おすすめ⑦の『ラウムラント キュヴェ マリー ルイーズ ゼクト ブリュット』は、ゼクトの帝王と呼ばれるフォルカー・ラウムラント氏が当主のラウムラントが手掛ける1本。マイニンガー誌が選ぶ「ゼクト・コレクション・オブ・ザ・イヤー」の賞を8年のうちで7度も受賞しているドイツきってのスパークリングの造り手だそうです。
そして、最後のおすすめ⑧は、おすすめ①②で紹介したフリードリッヒ・ベッカー醸造所がつくる極甘ワイン。自然条件が整った特別な年だけつくることができるワインなんだそうですよ。上品で丸い口当たりの甘さが心をじんわりと満たしてくれそうです。

エレガントでありながら長い余韻が印象的/ 石関華子さん


石関華子さんからのおすすめも、先に何度も登場したフリードリッヒ・ベッカー醸造所のピノ・ノワール。やはり、ベッカーのピノ・ノワールは多くの人に強い印象をもたらすワインのようですね!
ピノ・ノワール好きなら、飲まずにはいられない1本ではないでしょうか。

たくさんのワインをご紹介いただきました。お腹いっぱいになるかと思いきや、もっともっと色々なワインを知りたくなってしまったから不思議です。
ちなみに、ドイツワインの多くでは、ピノ・ノワールはシュペートブルグンダーと表記されるそうです。ワインショップで探す際はご注意を!
それでは、回答者のみなさま、今回も素敵なワインのご紹介をありがとうございました!


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