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イタリアワインの親しみやすさを表現するにピッタリなワイン、キャンティ。果実味がとても豊かで、タンニンも穏やかなためとても飲みやすく、世界中で愛されているワインです。いろいろな食事に合わせられるところも魅力の一つですよね。
キャンティはイタリアの主要品種サンジョヴェーゼを主体につくられているワインですが、トスカーナ州を中心とした広い範囲でつくられているため、生産者も種類もたくさん。そのため「ちょっとがっかり」なワインに出会った経験がある方もいるのではないでしょうか。数が多い分、品質が高くて、好みな味わいの1本に出会うのが難しいワインでもあります。
ということで、ぜひみなさんのおすすめを聞いてみたい!一押しの1本を教えてください。

キャンティ・クラシコの魅力が実感できる1本/ 石関華子さん


キャンティの中でも伝統的なキャンティを守るために規定の見直しや品質の強化を図った9つの地区がつくるDOCG「キャンティ・クラシコ」。このキャンティ・クラシコの特徴がよく表れているとご紹介いただいたのが『ベラルデンガ・キャンティ・クラシコ』です。
生産者はサンジョヴェーゼの名手と言われるフェルシナ。通常、キャンティ・クラシコを名乗るためにはサンジョヴェーゼが80%以上使われていないといけませんが、こちらのワインはサンジョヴェーゼ100%のワイン。フルーティで上質なアロマ、ミネラル・酸・タンニンがとてもバランスよくまとまったエレガントな1本です。
これは本来のキャンティの魅力を知るためにも、一度は試してみたい1本ですね!

人気ワインがゆえに、一時は品質が良くないものも多く出回ってしまったキャンティ。今でも非常に多くのキャンティが存在するため、おすすめいただいた1本はとても参考になりますね!ぜひ、キャンティらしい素敵な味わいを体感してみてくださいね。

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