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その昔は王侯貴族しか口にすることができなかったと言われるほど希少で贅沢なワイン、アマローネ。イタリアのヴェネト州ヴェローナ地区の限られた生産者が、収穫後に陰干ししたブドウを使用してつくるため、わずかな量しか生産することができない偉大なワインです。
以前から飲んでみたいと思っていたのですが、とてつもなく手間暇をかけられてつくられたワインなのでお値段もなかなか。未だにチャレンジできずにいました。でも、ちょっとした臨時収入があったので、この機会に念願のアマローネを体験してみようと思います!
はじめてのアマローネなので、ぜひ吟味してから選びたい!みなさんのおすすめの1本を教えてください!

お値段はするけど間違いなく美味しい/ 有賀の末っ子さん


ヴェネト州クストーザ地区で1958年に創業した家族経営のワイナリー「モンテ・デル・フラ社」。わずか1ヘクタールほどの小さな農園からスタートしたワイナリーですが、今ではクストーザ最大の生産者となっています。ヴァルポリチェッラにも畑を持つ彼らですが、クラシコエリアにある畑のブドウのみを使ったアマローネが今回紹介いただいた『アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ』です。
アグレッシブな味わいのアマローネが多い他の地区に比べて、クラシコエリアのアマローネはエレガントなスタイルに仕上がるのが特徴だそう。
力強さと複雑味がある一方、滑らかな舌触りにアロマティックで上品さを備えており、飲み心地がとても良いと言います。
アマローネ初心者にも親しみやすそうな1本です!

メジャーどころではないけれど味はピカイチ/ 葡萄畑ココスさん


高級さが伝わる説得力と上品さがある1本ということで、コルテ・ルゴリンの『アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラッシコ』をおすすめしてくれました。有名どころとして紹介いただいたマージの『コスタセッラ』に比べると、樽香や残糖の主張が控えめで、一段階上品なイメージのアマローネなのだそう。より料理に合わせやすい1本だといいます。
アマローネの意味である「苦み」を、心地よく楽しめるワインなので、アマローネ入門に良いかもしれませんね。
それにしてもアマローネ、やはりなかなかのお値段ですね。

コスパに優れたところも魅力的なこちら/ 石関華子さん


石関華子さんが紹介してくれたのは、なんと3,000円台で楽しめるというアマローネ!生産者は毎年安定して高品質なアマローネを生み出すと言われるルイジ・リゲッティです。トップクラスのクオリティでありながら、同クラスの生産者のものより2~3割リーズナブルな価格で楽しめるといいます。
こちらのアマローネは、特定の畑を決めず、その年の最良の畑のブドウを使ってつくられる1本。どの畑もヴァルポリッチェッラ・クラシコの最良の丘にあるそうで、日当たりがよく粘土質の土壌からできるブドウは糖分と風味を果実に蓄積させるのに適しているそうです。
力強いアタックの中にかすかに甘味を感じ、喉越しは驚くほど滑らかで、素晴らしく長い余韻が楽しめるという高品質なアマローネ。
背伸びしすぎずに楽しめるお値段が、チャレンジしやすくて嬉しいですね!

凝縮した果実味の中に心地よいほろ苦さを持つアマローネ。世界中のワインラヴァーを虜にするイタリア最高級ワインの味わいをぜひ一度は体験してみたいですよね。そんなにワインに予算がかけられない…という方も、比較的手に取りやすい1本もご紹介いただいたので、そちらからチャレンジしてみてもいいかもしれません。回答者のみなさま、ありがとうございました!

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