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先日、大失恋をしてしまった親友。あれ以来、すっかり覇気がないし、話していてもどこか上の空…。気分を変えて、少しでも元気を取り戻してもらいたいので、ワインが好きだし、気の利いたワインをプレゼントしてみよう!そのワインを一緒に飲んで、思う存分今の気持ちを吐き出してもらうのもいい。ということで、失恋した友人を慰めてくれるおすすめのワインを教えてください。

新たな出会いへ踏み出す勇気をくれる/ カニャデさん


カニャデさんが10数年前に飲んで未だに忘れられないワインだと紹介してくれたのは、ブルゴーニュのマコンにあるドメーヌ・ドミニク・シャルネのロゼスパークリング。シャンパン好きが高じて自分でシャンパンをつくり始めたのがこのドメーヌの始まりだそうですが、そんな無類のシャンパン好きのドミニク・シャルネ氏は、ディラージュからデゴルジュマンまでをすべて自分の手で行っているそうです。それなのにクレマンを名乗れないのは、機械で収穫しているというこの1点の理由のみ。機械収穫以外は、シャンパンのRMと同様のつくり方をしている高品質なスパークリングワインです。精一杯手をかけてつくられた味わいが、優しく癒してくれそうでうね。

美味しいシャンパンで元気を出して/ 石関華子さん


紹介してくれたのは、フランスで「No.1シャンパーニュメゾン」に輝いたルイ・ロデレールのスタンダードキュヴェ。ルイ・ロデレールは200年以上もの歴史を持ちながらも、家族経営を貫き通す珍しいメゾンです。ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20%の3種のブドウが使われ、瓶詰後、最低3年間寝かせたのち、澱引きされてからさらに6ヶ月の熟成を経てようやくリリースされるこだわりのシャンパン。難しいこと抜きで、石関華子さんが「純粋に美味しい」と思えるシャンパンが、きっと元気をくれますね。

気持ちを晴らしてくれるかも/ KOZEさん


フランス語で「憂いを払う」という意味を持つシャトー・シャス・スプリーン。メドックで最も小さいアペラシオン、ムーリスに畑を持ちます。このムーリス、飛び抜けた多様性を持つテロワールで、一貫して上質なワインを生産する場所だと知られています。シャトー・シャス・スプリーンはそんなムーリスのテロワールを生かしたワイン造りに定評がある生産者。力強いタンニンと、それに負けない豊富な果実味が魅力のこのワインが、気分に晴れ間をもたらしてくれるといいですね。

次のステージに行くための活力を/ KOZEさん


KOZEさんからはもう一つおすすめを紹介していただきました!失恋した友人が少し前向きになれたタイミングなら、ということでピックアップしてくれたのは、島根わいんの『縁結び』シリーズ。島根県の契約農家のブドウを使い、ブドウ生産者と共に造るワインという想いが詰まっています。このワインが、新しい出会いへの活力となると良いですね!

これらのワインで完全に立ち直った…となるのは難しいかもしれませんが、美味しいものを食べたり飲んだりすると、少し元気をもらえますよね。Twitterでアンケートを取ったところ、今までに大失恋をしたことがあると答えた方が70%いらっしゃいました。多くの方が一度は経験する失恋の痛み。ぜひ、これらのワインで少しでもエネルギーがもらえるといいですね!

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